タイトル：ダークモード2

甘露寺 蜜璃です。ダークモード1の続きです。
1を読んでなくて、気になった方は1からご覧ください。

今でもその時のたくさんの傷は
私の身体に残って消えてくれません。
無理して笑うことに、自分自身に嘘をつくことに
慣れてきていました。でも、身体は正直でした。
蕁麻疹が全身に出てしまうようになって、
それがなくなると今度は眠れなくなってしまいました。
誰にも相談することが出来なくて、
死にたい、早く、1秒でも早くいなくなりたい
という気持ちが強くなってきました。
私は精神科に通い始めました。
強い＊＊＊眠＊＊＊をたくさんもらって、
それでも、眠れない時もありました。
思考が止まらなくて、苦しくて、辛くて。
気がつけば朝になっていたこともありました。

私は努力をしました。
虐めてきた人たちより、絶対に幸せになってやる、
いい大学にいって、いいところで働いて、
たくさんお金を稼いで、心から好きになった人と
結婚して、＊＊＊を産んで、毎日笑って、
素敵な家を建てて、犬を飼って…

そんなことを願っていました。

私は一浪して◯智大学に合格することが出来ました。
サークルとか大学生らしいことはしませんでしたが。

一人暮らしを始めて、彼氏もいました。
大学の友達が夜の仕事をしていたので、
それまでそういう仕事に偏見はありましたし、
彼氏もいたのですが、始めてみることにしました。
最初はキャバクラでした。
色々なお店に体験にいきました。
最終的に決めたところは銀座のそれなりにいいお店で
細かいことまで丁寧に教えてくれました。
しかし、当時19歳だった私は
当然、お酒を飲んではいけません。お店からも、
絶対に飲まないでくれと言われました。
なので、お客様に、未成年でお酒飲んじゃいけなくてと
言ったのですが、そしたらそのお客様に、
飲めない女は邪魔だから、あっちいけと言われ、
私は作り笑顔で、違う子に変わりますねとボーイさんの
ところに行きました。
続く
PS.写真は旦那の似顔絵ですw