甘露寺 蜜璃さん 2019/7/31 (水) 17:14
甘露寺 蜜璃です。続きです。気になった方は、
ダークモード1、2、3をご覧になられてから、
お読みください。
たくさんお金をもらった私は、
彼氏に貢いで、貢いで、貢ぎまくりました。
高級な食べ物、高級なスーツ、高級なお酒…
何十万、何百万も彼氏のために使いました。
その頃にはもう、何かでかかったお金は
私が払うことが当たり前になっていました。
周りにも、親にも、そんなのおかしい、
なんで女のお前がお金を払うんだって、
早く別れた方がいいって、言われ続けていました。
でも、私はそれが出来ませんでした。
彼氏から、好きだよとか、少し優しくされただけで、
それだけで、私は満足でした。
もちろん、彼氏に対して不満もありました。
それをぶつけてみたりもしました。
でも彼氏は、お前が勝手にしてることなんだから、
見返りなんて求めるな、
頭沸いてんのかと言われました。
私は彼氏と喧嘩をするたびに、
別れようと言いましたが、縋り付いてくる彼氏を
振り解くことが出来ませんでした。
今思えば、逆にそれが、デリヘルで働くことへの
罪悪感を消すことだったのかもしれません。
そんな私も、大学を卒業して、就職はしました。
秘書をしていましたが、会長に好かれ過ぎて、
同じ秘書の人から、反感を買い、
仕事を教えてもらえなかったり、
そもそも、お金があったので、働くことへの意欲が
なくなってしまって、すぐに退社しました。
しかしながら、
高級デリヘルは段々と衰退していきました。
私はたくさんの高級デリヘルと
たくさんの交際クラブを掛け持ちしました。
幸いに、交際クラブの方では
かなり気に入ってくださる方がいて、
毎月の収入も安定していましたし、
美味しいご飯もお酒もたくさん食べられました。
そんなある日のことです。
彼氏はバイトを始めていたので
連絡や会ったり出来ることが減っていたのですが
いくら連絡しても全然返事がなくて
心配になり、会いに行くことにしました。
続く
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